teacup掲示板は、誰でも気軽に使えるレンタル掲示板です。
自分の好きなテーマを定めて意見交換の場にしたり、身内間の連絡ツールに使ったりと、様々な使い方ができます。
teacup掲示板では、他者の権利を侵害したり、他のユーザーを不快にする悪質な投稿は、禁止されています。
今回は、teacup掲示板で、他者の悪質な投稿や自分の過去の投稿を削除する方法、掲示板自体の削除方法や退会方法について解説していきます。
teacupとは
「teacup」は、GMOメディア株式会社が運営しているレンタル掲示板です。
自分で好きなテーマを定めて、それについて話し合う掲示板を作成したり、人が作成した掲示板にコメントを書き込むことができます。
ユーザー登録等は必要なく、パスワード認証付きの非公開掲示板も作成できるなど、できることの幅は広いです。
同じ趣味の人が集まるホームページでの意見交換の場や、内輪でのコミュニケーションツールとしてなど、様々なシーンで役立つサービスです。
teacup掲示板の削除方法①他人の投稿
teacup掲示板で他人からの投稿を削除したい場合、運営に削除依頼をすることで削除してもらえる可能性があります。
削除依頼ができるケース
teacup掲示板で削除依頼ができるのは、teacupの運営が定める利用規約に反している書き込みです。
これらに該当する書き込みは、「当社または当社が指定した者は、（中略）当該会員の管理する情報または文章などの全部または一部を削除（一般の人が見れないよう非表示にすることも含みます）することができるものとします。」としています。
teacup掲示板での禁止行為は、以下のものです。
1. 第三者、他の会員、もしくはGMOメディア株式会社の知的財産権を侵害する行為。
2. 第三者または他の会員の財産権、肖像権、プライバシー権を侵害する行為。
3. 第三者または他の会員の基本的人権を侵害する行為。
4. 詐欺や脅迫、侮辱、名誉毀損、信用毀損または猥褻物陳列などの犯罪に結びつく行為。
5. 児童ポルノ、児童虐待または児童売（買）春、未成年者間の異性交際および未成年者を対象としての異性交際もしくは性的接触の誘引等にあたる画像、文章などを送信、掲載する行為。
6. ストーカー行為等の規制等に関する法律に違反する行為。
7. 自傷、自殺もしくは心中をほのめかす行為、および単独または共同でこれを実行しようとする行為。
8. 無限連鎖講（ネズミ講）を開設し、または運営し、またはこれを勧誘する行為。
9. 国内外を問わず賭博場を開張し、またはこれを勧誘する行為。
10. 法定表示を伴わない営利目的宣伝、または未承認薬もしくは薬効が認められる製品宣伝もしくは承認未承認を問わず個人輸入を代行する宣伝などを、送信・掲載する行為。
11. 選挙の事前運動、選挙運動またはこれらに類似する行為および公職選挙法に抵触する行為。
12. 本人の同意を得ることなく、または詐欺的もしくは電磁的機械的な手段により他者の個人情報を収集する行為。
13. IDまたはパスワードなどを不正な方法によって取得もしくは使用する行為。
14. 他の会員になりすまして本サービスを利用する行為。
15. 本サービスを無断で第三者に再使用許諾又は貸与する行為、および変更・翻訳・リバースエンジニアリング・逆コンパイル又は逆アセンブルする行為。
16. GMOメディア株式会社が表示するバナー広告・テキスト広告等およびGMOメディア株式会社からの告知を意図的に表示できない状態にする行為
17. 本サービス本体、および本サービス上で提供される情報を、著作権法の定める範囲を超えて無断で複写・複製・転載・転送・引用・改変および蓄積をする行為。
18. この会員規約に違反する行為、法令に違反する行為、公序良俗に反する行為あるいはそのおそれがある行為、本サービスの運営を妨害する行為、GMOメディア株式会社の信用を毀損し、もしくはGMOメディア株式会社の財産を侵害する行為、または他者もしくはGMOメディア株式会社に不利益を与える行為。
19. 上記各号に定める行為を助長する行為。
20. 上記各号の禁止事項に該当、あるいはそのおそれがあることを知りながらすみやかに削除せず放置する行為。
21. その他、GMOメディア株式会社が不適切と判断する行為。
出典：https://www.teacup.com/index/kiyaku
削除依頼の方法
teacup掲示板への書き込みの削除依頼は、teacupの運営元であるGMOメディア株式会社の「権利侵害に関する削除依頼フォーム（https://www.gmo.media/legal/contact.html）」から行うことができます。
記載する情報は、以下の権利です。
・侵害された権利の種類
・名前
・発信者への名前の開示可否
・連絡先メールアドレス
・住所
・電話番号
・権利侵害情報が掲載されているURL
・掲載されている情報
・権利が侵害されたとする理由
・備考（あれば）
・発信者への備考欄の開示可否
teacup掲示板の削除方法②自分の投稿
teacup掲示板で自分の投稿を削除したい場合、削除依頼をしなくても、自分で操作することで簡単に削除できます。
自分が管理人ではない掲示板
自分が管理人ではない掲示板への投稿の場合、掲示板の左下にある、「自分の投稿の編集・削除」から行えます。
このボタンを押して、削除または編集したい投稿を選び、再投稿または削除するだけです。
ただし、この操作を行えるのは、掲示板の管理者が「投稿者による投稿の削除・編集」を許可しているケースのみです。
また、ご利用のブラウザが「Cookieを有効にする」設定にしてあるブラウザからの投稿のみ、この機能が利用できます。InPrivateブラウズやシークレットモードなどウィンドウを閉じる際にCookieが削除されるブラウザモードをご利用の場合は、ウィンドウを閉じるまでの間のみこの機能を利用できます。
※投稿時のCookieを削除すると投稿者の本人確認ができなくなるため、過去の投稿についてこの機能を利用できなくなります。
※携帯電話からの投稿は、Cookieがないので削除・編集は出来ません。
※投稿後1年を過ぎた記事は強制的に、編集・削除が不可能になります。
※フレーム内に掲示板が表示されている場合、機能しない場合があります。
管理者が許可していなければ、投稿の削除ができるのは「権利侵害の被害者による連絡があった場合のみ」です。
管理人にも、投稿者本人にも削除の操作ができないので、投稿者側から削除依頼をしたい場合には弁護士など専門家に相談するのがおすすめです。
自分が管理人の掲示板
自分が管理人の掲示板への自分の投稿は、「投稿の管理(管理者投稿と管理者返信)」から削除することができます。
操作は、削除したい投稿にチェックマークをつけ、「削除」ボタンを押すだけです。
アカウント自体を削除したいとき
teacupのアカウントを削除したい場合には、利用中のteacupサービスを削除し、My teacupから退会するという手続きになります。
teacupで利用中の全てのサービスで削除手続きを行ない、利用中のサービスがなくなると、teacup IDの削除が可能になります。
teacup IDの削除は、My teacupで「解約」タブにアクセスし、右下にある「削除」→「アカウント削除」ボタンを押すことで完了します。
投稿削除の注意点
一度自分で削除した投稿やteacup IDは、復活させることができません。
「投稿の編集」で問題のある部分のみ編集したり、「掲示板の一時停止」で削除せずに閉鎖するという選択肢もあるので、本当に削除するべきかどうかはよく考えましょう。
teacup掲示板の削除方法③自作掲示板
teacupの自作掲示板を削除したい場合、無料版か有料版かで削除の手順が異なります。
無料版の削除方法
無料のteacup掲示板の削除は、「My teacup」から行います。
1. My teacupにGMOとくとくIDでログイン
2. 削除したい掲示板の右にある「管理画面へ」ボタンをクリック
3. 掲示板管理画面内左メニュー「サービスの一時停止・削除」をクリック
4. 「サービスの削除（永久停止）」の理由を選び、「以上の内容で設定する」をクリック
5. 「掲示板を完全に削除「（永久停止）する」をクリックで完了
有料版の削除方法
有料版のteacup掲示板の場合は、削除手続きの前に、課金の解約申請が必要です。
1. 掲示板左下部の「管理者メニュー」ボタンをクリックし、GMO IDとパスワードを入力してログイン
2. 左側のメニューから左メニュー「お支払い方法の確認」をクリック
3. 「有料サービスご利用状況」の下部にある「サービス一時停止と解約について」ボタンをクリック
4. 「サービスの一時停止と解約について」をクリックし、「解約申請フォーム」から解約申請
それでも削除されなければ専門家に依頼
teacup掲示板では、自分の投稿や、自作の掲示板は自分で削除することができます。
しかし、自分が他者の掲示板に書き込んだ内容や、他者の投稿は、自分では削除できない場合があります。
そういった場合には、ネットに強い弁護士に相談しましょう。
裁判所を通じた仮処分命令など、より強制力の高い方法で、teacup掲示板への投稿の削除を求めることができます。
まとめ
teacup掲示板は、誰でも気軽に利用できるレンタル掲示板です。
ユーザーの自由度が高く、自分の投稿や自作の掲示板は自分で削除することができますが、他者の投稿は利用規約に反していない限り削除できません。
運営への削除依頼で削除できなかった場合には、ネットに強い弁護士への相談がおすすめです。
